ブロッコリーの成長を見て感じたこと。

私は今、菌ちゃん農法で野菜を育てています。

野菜作りを始めたきっかけは『食べ物が無くなるかもしれない』という恐怖心から。

食料自給率がそもそも低い国が農業人口の高齢化・人口全体の縮小・工業製品の生産力輸出力の低下という難題にあった時、今後、食料を輸入する力が低下することは明らか。

それを思った時、『私の恐れをなくす』には、『自分で食べ物を作る』ことが最優先!と感じたからです。

でも、実際に野菜たちを育ててみると感動が大きくて楽しくて仕方がない(笑)

彼らの成長を体験させてもらうと驚きと尊敬の想いが湧いてきます。

今頃芽が出たブロッコリーの芽
収穫後の茎から再生中の芽

上の画像は昨年9月に種まきしたのに今年4月になって発芽したブロッコリーの株。

下のものは、同時期に蒔いたもので、収穫もすでに終わり、伐採したのに、脇から新芽が出てきたブロッコリー。(中央はあまり関係ないけどジャガイモ)

まず驚いたのは、植物の種って「自分のタイミングで芽を出すのだ」ということ。

種が「死んでいた」のではなく、「時間がかかった」だけだったのです。

そして、伐採したはずのブロッコリーから芽が出たことに対して感じたのは、「生命力の強さ、種を残そうとする命の働き」ここに感動しました。

彼らを見ていてさらに湧き上がってきたのは、自分の子育てや人とのかかわり方への反省の念です。

育児書を読み成長の過程を確認したり、学校教育というレールに乗ることが私の中で『当たり前』になってしまい、その子それぞれのタイミングを待たずに『急げ急げ』や『ほかの子たちと同じように』を刷り込み、ある意味洗脳してしまったであろうこと。

私も苦しかったけど子供たちも苦しかっただろうな・・。

植物や生き物の世界は、人間界のような「損得」とか「効率性」なんて無いんだな‥。

本当は人間が変化成長していく過程でも、「損得」とか「効率性」なんて持ち込むべきではないのではないか。もっと丁寧にひとりひとりに合った細やかな寄り添いが有って然るべきなのではないか・・・。

子育てが終わった今だからこそ、こんなことを感じるようになりました。

「あ~、子育てが始まる前にこの思いを持っていたかったな‥。」

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Akiko Mashiko
Akiko Mashiko
こころの構造を探求したり、自分が感じたことを発信しています。
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